かくた充由『再始動』のご挨拶

コラム

日頃お世話になっている皆様、そしてこのブログで,初めてお会いする皆様、改めまして、かくた充由です!

早いもので、昨年夏の参議院選挙から、気が付けば半年が過ぎていました。この間、皆様にはお世話になったお礼もままならず、すっかりご無沙汰をしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。m(_ _ )m

この半年の間、私はずっと一つのことを考えていました。

 

「あの時、私は、誰のために…、何の為に…、立候補を決意したのだろうか?」

自分の志をもう一度、振り返るまでに、半年の時間がかかってしましました。

 

私は、栃木県宇都宮市にある社会福祉法人で、20年働いてきました

介護のイロハも解らず、入職した時は、ちょうど、日本の高齢者福祉制度が大きな転換期を迎えた時期と重なります。それまで続いていた措置制度から、「契約」に基づき介護サービスが提供される、介護保険制度導入されたのです。介護保険制度が誕生したことで、高齢者の介護市場は、大きく民間開放されることになりました。今では、当たり前になった社会システムですが、当時は、非常に大きなニュースになっていたと記憶しています。介護保険制度の導入をきっかけに、障害者福祉の領域にも、「契約」の概念が採用されるようになりました。

これらの制度改革は、現在までの人口減少や少子超高齢社会を見据えて、実施されていたわけですが、介護サービスを利用する人にとっても、その家族にとっても、そして、何より、介護の現場で働く職員にとって、これほどまでに、劇的な変化と進化を遂げてきた業界は、他に類を見ないのではないかとと思います。

 

これだけ変化を伴う介護現場のなかにあり、

「果たして私たち現場の声や守るべき理念は、どれだけ国や行政に届いてきたのだろうか」

「我々社会福祉法人の為すべき、本当の役割や責任はどのようなものなのだろうか」

毎日の現場仕事の中で、このような疑問と問いかけが、日に日に、私の心の中で大きくなっていきました。

 

日本が現在対峙している現実を考えると、確かに、社会保障給付費の多くは、高齢者施策に隔たっています。

だからといって、高齢者が自身の生活に不安を抱えるような給付抑制はあってはならない

勿論、一定の負担は、して頂かななければなりませんし、まだまだ元気でご本人も働く意欲があるのならば、しっかり働いて健康寿命を伸ばして欲しいと思います。

私が20年の現場仕事を通じて、今、強く願うのは、この国と歴史と築いてきた方々への思いやりは失ってはならない。

なんらかの理由で、日常生活に一定の制約を余儀なくされた方々への配慮を失ってはならない。ということです。

多様性を受入れ、他者への思いやりを体現し、愛情と奉仕の精神を理念が仕事に直結しているのは、福祉・介護の現場で働く私たちだという自負があります。

 

だからこそ、やはり私は強く思います

「私たち、現場で働く者の声を政治に届け、現場の声を反映した制度設計を実現してもらいたい!」

足踏みをしていても靴は減る。

私自身も、またしっかりと自分自身の志を胸に、歩みを進めねばならないと気持ちを新たにしました。

 

今の自分に出来ることを、小さくても、一つ一つカタチにしていきたい!

そこで、この度、決意も新たに、このブログを立ち上げることにしました。

 

このブログでは、私が、日々の現場仕事を通じて、感じた喜怒哀楽を皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

そして、ブログを通じて皆さんと一緒に考察した事柄を何らかのカタチで、政策提言へとつないで行こうと考えています

ホームページのデザインも、今はまだ選挙活動用のままですが、こちらも少しづつ改修していく予定です。

昨年度の参議院選挙でお世話になった全国の皆様への御礼と、これからの希望ある福祉・介護の未来に向けて、かくた充由「再始動」の挨拶を、記念すべき第1回のブログ投稿とさせて頂きます。

引続き、どうぞよろしくお願い致します!

 

      初心忘るべからず!