心の孤独

コラム

現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
 
先日、NHKで「心の傷に寄り添う~訪問型ケアの現場から~」という特番が放映されました。
来月の3月11日で、東日本大震災から9年が経つのですね。月日の流れは速いものです。番組の中では、震災の影響からくる被災者のPTSDに代表される精神疾患の影響で、今もなお、多くの人が苦しんでいるという現実、そして社会福祉士精神保健福祉士などの福祉支援チームが、様々な支援を継続しているという内容が紹介されていました。

特に問題になっているのは、高齢者の「社会的孤立」「心の孤独」であるそうです。

番組を通して、私は、高齢者の「社会的孤立」「心の孤独」は、福祉介護を生業とする我々にとって、決して、被災地だけの問題ではないと感じました。
こうした「社会的孤立」「心の孤独」は、高齢者だけの問題でもないだろう…

「孤立感」や「孤独感」の解消方法として、コミュニティの構築、社会的所属の確立、そして何より、人と人との結びつきを密にする環境づくりは、非常に有効であるとの研究報告がなされています。私も強く同感します。

私たち社会福祉法人のこれからの役割意義は非常に多きい!

もしかしたら、現在、特養やデイサービスなどで、大勢の人に囲まれサービスを受けている人の中にも「孤独感」というのは存在してしまうかもしれません。毎日、笑顔で一緒に仕事をしている同僚の中にも「孤立感」が、フッと心を過る瞬間があるのかもしれません。身近に存在しているかもしれないのに、気付いていないのかもしれない。。。
 
人に寄り添い、一人ひとりの人個人がもっている価値観を理解すること!
これこそが、福祉介護に携わる我々の使命であると思います。
 
周りをもう一度見渡し、気持ちを新たにして、今週もまたスタートしたいと思います。
また来週も、健康でお会いできる事を楽しみにしています!