現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
皆様、この一週間、如何お過ごしだったでしょうか?
恐らく、私と同様に新型コロナウイルス対策に追われ、今まで以上に多くのストレスに見舞われているのではないでしょうか。
私も施設内では、毎日、啓発や予防、対応、対策に追われ、あっという間の一週間だったという印象です。
どれだけ準備をしても、「施設長、感染の疑いがあります!」「37度5分以上発熱しています!」という知らせがいつ職員から入るのか、心が休まらない毎日です。
また大変残念なことに、新型コロナウイルスに感染した著名・有名人の方が訃報が続いています。
私が幼少の頃からお茶の間のヒーロー的存在、当たり前の様に笑顔を届けてくれた志村けんさんが、お亡くなりになった衝撃も束の間、女優岡江久美子さんの突然の訃報は、衝撃とも言える驚きがありました。
幸いにして、私の身近では、まだ悲しいニュースはありませんが、本当に身近な場所でコロナの脅威は近づいていると不安を感じています。
今回は“ステルス疲労”、特に私たちの「心の疲労」について書きたいと思います。
ステルスとは、一般には「見えない」、「わからない」という意味で捉えられます。
現在、全国の施設職員は不透明な中で、心に大きな不安を抱えて現場の仕事に当たられていると思いますが、知らないうちに蓄積している心労こそがこの「ステルス疲労」の怖さです。
「自分が感染するかもしれない」、万が一自分が感染した場合、「施設の利用者や、自分の家族に命の危険にさらしてしまう」など、日常生活の中で発生する不安感や、マスクなど物品不足、非常事態宣言の中で過ごす生活など、今までと違った環境変化の中で発生するストレス。新型コロナウイルスによる疲労は、確実に心の中で蓄積し、いつかその疲労が一気に襲ってくるのを感じています。
人間は、高齢者の方も含め「環境の変化」に敏感です。しかも、自覚のないまま日常的に“ステルス疲労”は、蓄積されていくのです。
では、この様な“ステルス疲労”には、何が有効なのでしょうか。
人間の心やストレスは、まだまだ、研究途上にあり詳しいことは何も解明されていません。しかし、多くの研究者や現場の経験則から、一定の結果が報告されています。
原則として人間が身体的にも、精神的にも“ステルス疲労”を回復させるには、栄養摂取と睡眠であり、中でも睡眠の重要性は、より強調されています。
というのも、寝ている時の脳への影響、つまり主な役割は、「脳の活性化」と「修復」なのだそうです。一方、皮肉なことに、不安というものは人間の睡眠は浅くさせてしまいます。
休む前(寝る前)にはなるべくポジティブな事を考えましょう。
例えば、今回この新型コロナウイルスが終息したら、何をしよう!そんな事も想像してみたりすると少しだけワクワクします。
外に出られなかった分、存分に外食も飲み会も旅行にも行けますし、私もうちの子を連れて外出できなかった分、大盤振る舞いでディズニーランドに必ず連れて行ってやりたいと思っています。
今回のコロナ禍では、確かに、私たちの生活に大きな大きな負の影響がありましたが、決して、悪いことばかりな訳ではありません。
例えば、コロナ対策で動いたことが、地球温暖化の原因である二酸化炭素排出の一時的減少につながったとの報告があります。また、人口知能やデータ利用、テレビ電話などの新しいテクノロジーの進歩が、これまで以上に身近になりました。
さらに言えば、今回、今までの近視眼的な政治も、これからの将来を見据えた長期的思考にシフトしていかなければならないという教訓も得られたのではないでしょうか。
どうか皆さん、“ステルス疲労”を溜めない様に!
また来週も皆さんと元氣で健康にお会いできる事を心より楽しみにしています!
一週間、一緒に頑張りましょう^^