現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の非常事態宣言の解除から約3週間となりました。
今のところ、夜の街などでの感染拡大が心配されている東京や都心部以外では、目立った集団感染も確認されておらず、まずは一安心といったところでしょうか。
私の住む栃木県内でも、マスクも少しずつ充足してきたのを感じており、県内の特養などについては制限付きのご家族の面会も始まっているとの声も聞かれているところです。
一方で、これからの梅雨や夏に向けては、マスクとの共存は非常に厳しい季節となります。
国内でもマスクを付けたまま運動した結果、児童が呼吸困難で緊急搬送された例もあり、常時のマスク着用は、熱中症、酸欠状態にも近い症状にもなります。
また、梅雨の時期には内側に雑菌が繁殖するリスクもありますので、マスク使用は前提とながらも自身の健康と周囲への配慮を考えたうえでの使用を使い分けた方が良いと思います。マスクと上手に付き合い、感染予防に努めましょう。
さて、前回に続いて家での過ごし方、第二弾!今日は「本」について触れたいと思います。
私は、本が好きなので読む機会も多いのですが、行動自粛期間中に読書をして過ごされた方も多かったのではないでしょうか。
これまで、最近国内では「本離れ」が増えているという話をよく耳にし、残念な気持ちでいたので、これを機に読書人口が増えてくれると良いなと思っています。
なぜ「本離れ」、特に若者は本を読まなくなったのでしょうか。
私は、幾つかの理由を考えてみました。
まず、本を読むということ自体を「勉強」の延長だと捉えてしまっているのではないでしょうか。
資格取得を目指している人間ならいざ知らず、「学生時代に散々受験勉強をしてきたのに、今更、どうして活字に戻らないといけないのか」という感覚です。
また、今の時代は、インターネットやSNS等で、様々な情報が気軽に素早く手に入るので、所謂「本」にこだわる必要性が感じられないという考えです。
読む時間も勿体ないし、YouTubeやネットの方がよっぽど便利で効率的だという感覚もあるかもしれません。
本は、活字を通して物語を想像できる一種の娯楽であるし、知識を得るための極めて効率的な手段であると学生の頃から認識してきた私にとっては、時代の変化がこのような本離れに影響を与えているのは非常に残念だと感じています。
ここで、読書が苦手な人、もしくは読書をする時間が無いと考えている人に、読書へのとっかかりの一つとして、私がお勧めする一例をご紹介します。
それは・・・
10%読書という方法です。
正直なところ、私は本は全文すべて読む必要はないと思っています。
そしてあくまでも個人的な感覚ですが、本の筆者の伝えたい部分というのは、おおよそ全体の10%程度だと思っています。
筆者の伝えたい事は本の「はじめに」と「終わりに」、つまり序論と総論に多く含まれていると感じています。
私は、時間に余裕のない時、先に序論と総論を読み、筆者がこの本で何を伝えたいのかの本質を感じてから目次を見て、どの部分に筆者が本当に伝えたい事が書かれているのかを集中して読むようにしています。
読書に絡めて、お勧めする大切な事は、本を読んだ後、あなた自身が感じ取った何かをたったひとつでも実践し「行動する」ことです。おおよその場合、本は買って満足、読んで納得したような気分になってしまいますが、残念ながらそれだと自分のスキルにはなりません。
読書自体は、もちろん素晴らしいですが、本に書かれている様々な事柄を「行動」によって、自分自身のスキルに加えていくことが、読書の持つ本当の意味だと私は思っています。
国内企業の調査では、「行動する人の割合は全体の25%」、解っていても「行動しない人の割合はなんと70%」と言われています。
つまり日本人の7割は「行動しない」という事なのです。
インプットのみではなく、「本はあくまで行動に移るためのツール」であると考え、読んだらたったひとつでも「必ず行動に移す」事をルーティン化すると、さらに実効性があるブックライフとなると思います。
今の時代は、あらゆる情報がインターネットで手に入る時代です。
そうゆう意味では、現代は「知る」という価値は誰にでも享受できる当たり前の事と言えます。
しかし、情報に一定以上の価値を見出すとすれば、「知る」だけでは「浅い」とも言えます。
最後に、東京芸術大学教授でクリエイティブディレクターの佐藤雅彦さんの言葉をご紹介します。
「動いているモノは、動いている者にしか見えない」
来週も健康で皆さんにお伝え出来る事を楽しみにしています!
NO WELFARE,NO LIFE!!(福祉なしでは生きていけない!!)