現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
長引くコロナ過は、国だけではなく、全国の市長村財政にも大きな影響を及ぼしました。
厚生労働省は5月14日に高齢者の介護保険料について、全国平均が前回からの上り幅2.5%の上昇(金額にして145円増)し、6千円超に(6014円)なったと発表しました。
6千円を超えたのは初めてのことです。
数字的には微増に見えますが、今後も介護保険料が上がり続けるのは確実で、政府は2025年までに、全国平均の基準額が6,856円まで上昇すると見込んでおり、負担増はしばらく続く見通しとなっています。
全国平均基準額を市町村ごとの高い順で見てみると、東京都の青ヶ島村が最も高く9,800円、次いで秋田県の五城目町が8,300円、逆に低い市町村では、北海道の音威子府村と群馬県の草津町が3,300円となっており、その差額はおよそ6,500円。
この他、全国的な市町村の基準額のカテゴリーについては、5,000円台が最も多く、49.4%、6,000円台が36.3%、4,000円台が10.2%の割合となっており、この3カテゴリーが大多数で全国の市町村の95.9%を占めている状況です。
今後、コロナ過がどれだけ基準額に影響を及ぼすか、また高齢者の介護予防や、健康意識の向上が、どれだけ上り幅に影響を与えてくるか、私たち介護・福祉の従事者は、意識の醸成も図りつつ、まずは身近なところから将来を見据えて行動することが必要でしょう。
さて、今回は私自身が、5月11日に実施した2回目の新型コロナウイルスのワクチン接種について、報告しようと思います。
一回目のワクチン接種では、慣れない筋肉注射だったという事もあり、「接種後に左腕上腕に相当な痛みが出た」とお伝えしましたが、二回目のワクチン接種では、痛みではなく「発熱」をしました。
症状としては、接種したその日の夜に倦怠感と発熱、次の日には38度8分まで上がりました。
かかりつけの医師に相談し、厚生労働省から通達に従って、カロナールを服薬、無事に解熱できました。
結果として、二日間仕事を休み、三日目には職場復帰できました。
厚生労働省の専門部会では、米ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンを二回目に接種した後に、発熱した例はおよそ36%。二回目の接種の方が一回目よりも副反応が強く表れ、年齢が高くなるほど発生率が低下する傾向が見られたとの事です。
また、二回目の接種では、接種当日に37度以上の発熱が出た方が38.1%、その内、38度以上の熱が出た方は、21%となっています。
医師会の見解として、「ワクチン接種後の36時間は大切な用事は入れないで欲しい」との報道もありますので、今後、職員がワクチンを接種する前には、接種後2日間を見据えて勤務表を作成するなど、十分に配慮する必要がありそうです。
ただ、この副反応が「やっぱりワクチンは打たなければ良かった」と後悔しているものではないという事は、お伝えしておきたいと思います。
私のかかりつけの医師からは、「副反応の出る方の方が、抗体価は高く、効果も高いです」と教えてもらいました。先日、横浜国立大学から「新型コロナワクチンは、変異ウイルスにも有効である」との発表もなされました。
実際のところ、私の施設にも「まだこのコロナワクチンを打つのが怖い」として接種を嫌がる職員もいます。
一方で、利用者の為にも「一刻も早く、コロナワクチンを打ちたい」って安心したいという職員も大勢います。
ワクチン接種は、あくまで個人の自己責任のうえに成り立つものですが、早く安全性が理解、普及したうえで新型コロナウイルスワクチンが、日本の集団免疫を獲得する大きな手段になる事を期待しています。
WELFARE,NO LIFE!