インフルエンザと新型コロナウイルス

コラム

現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
 
先週は衆議院選挙のお手伝いため、コラム執筆が出来ず申し訳ありませんでした。
このコラムを書いている今は、結果がどうなったかは分からないですが、私たちの介護・福祉に関するものに、政治は密に関わっていますよい方向性に向かってくれることを祈っています。
介護従事者に関しては、現場への慰労金やかかり増し経費、そして今後の介護・福祉の今後の方針の骨組みなどは、国会でまさにこれから大議論が始まることが間違いありません。

 
私が、参議院議員の出馬中、理事を努めさせて頂いた全国老人福祉施設協議会でも、介護に関する法整備を国に求める為に、何回も何回も永田町にある衆議院会館・参議院会館に足を運び、多くの議員に自分達の意見・要望を伝えきました。
 
特に、唯一の介護代表である「そのだ修光参議院銀議員」には、意見・要望を伝えるだけでなく、他の議員とのつなぎ役などもお願いしていました。
この度、内閣総理大臣に就任した岸田文雄首相もそのひとりです。
 
岸田首相は、10月26日に開催された「新しい資本主義実現会議」のなかでも「看護職、介護職、保育士の賃上げなどの方針」を検討していることを打ち出し、今後議論を活発化させていくことを説明しました。
 
岸田首相は、所信演説のなかでも看護・介護・保育士への支援に触れており、過去、介護の代表として参議院議員選挙に臨んだ私としては、今後の支援に向けた動向におおいに期待したいところです。

さて、新型コロナウイルスは、全国の感染者数は一気に減少傾向にありますが、この時期に気になるのがインフルエンザの流行です。
今年のインフルエンザは、日本感染症学会が「今シーズンは大きな流行を起こす可能性もある」と予測しています。
 
昨今のインフルエンザの感染者数は、2018年冬から次の年の夏にかけては約1170万人、2019年から2020年の夏までは約728万人で、コロナ禍の末子中であった昨シーズンなどは、その感染者数は約1.4万人まで減少しました。これはひとえにコロナの基本的な感染症対策、外出規制がインフルエンザ予防に繋がったことは間違いありませんが、逆に昨シーズンはインフルエンザの感染者数が極めて少なかったことから集団免疫が形成されていないとの予想もされているそうです。

一方で今年のインフルエンザのワクチンの供給量は、去年と比べると減少する見通しとなっていて、その原因となったのはワクチンを生産する際の滅菌するフィルターの入手が困難になっているためと説明されています。
しかし、厚労省は「数が減少しても平年並みには供給される」としているので、希望する方は慌てずに機会が来たら早めに接種してもらえればと思います。
 
半年ほどでそのほとんどの効力が弱まってしまうと言われている新型コロナウイルスワクチンですが、三回目の接種、「ブースター接種」の方針も政府によって打ち出されました。
各都道府県などよって時期については変わってきますが、早くて今年度の12月ごろからスタートするとしています。
 
時期的に重なるインフルエンザワクチンコロナワクチン、その接種時期について専門家は「お互いのワクチン接種は2週間は空けるように」としています。
 
万が一それぞれのワクチンで副反応が出てしまった場合に、どちらのワクチンで副反応が出てしまっているのはわからなくなってしまうからだそうです。

接種順の理想としては、コロナワクチン優先とされています。
ただし、コロナワクチンも一回目の接種から2週間の感覚を空けますのでその間はインフルエンザワクチンを接種することは難しいと思われますので、まずはコロナワクチンが受けられる方はなるべく早めにコロナワクチンを接種、その後速やかにインフルエンザワクチンを接種する流れが理想ですのでインフルエンザ流行のシーズンを踏まえて対応されるのがいいと思います。
 
今回はインフルエンザと新型コロナウイルスについては触れましたが、減少してるとはいえ、依然として新型コロナウイルスは収束はしていません。
感染者が急激に減少している事もあり、なんとなく社会に緩みが出てきているのを感じるのは私だけではないでしょう。昨年に急激な新型コロナウイルスの感染拡大が起こったのもこれから迎える11月。
インフルエンザも新型コロナウイルスも対策、予防は同じですから気を緩めず対策を継続しましょう。
WELFARE,NO LIFE
 
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