現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
明けましておめでとうございます。
一気に寒さも厳しくなり、各地で雪の影響も出ていますが、皆さんはどのような新年を迎えたでしょうか。
昨年は新型コロナウイルスで否応なしにも自粛を余儀なくされ、年末年始も帰省出来なかった方がほとんどだったと思います。
しかし、今年は帰郷した方も多かったのではないでしょうか。
一旦は落ち着いた感のある新型コロナウイルスですが、早くも全国で第6波と言われるオミクロン株を含む新型コロナウイルスの猛威も確認されていますから、健康にはくれぐれも留意して頂きたいと思います。
さて、年始ですので少し今年寅年について少し触れたいと思います。
今年2022年の寅年は、36年に1度の五黄の寅と言われています。
一般的に寅年生まれの方は、「エネルギッシュ」「強い信念を持っていて熱意がある」「チャレンジ精神旺盛」な人と言われているそうですが、五黄の寅は、特に「周囲を圧倒するパワーを持つ」「強い正義感、行動力」が特徴であると言われているそうです。
加えて、寅年は「成長」や「始まり」を意味するとも言われていますから、今年何かをスタートしようとしている方、もしくは就職や学業、試験などにも取り組んでいる皆さんには特別な年になるかもしれません。
「成長」「始まりの年」と書きましたが、この意味では昨年発足した岸田新政権も今年はコロナ禍からの経済成長、復興にその成果が問われる年となるでしょう。
特に新型コロナウイルス対策は、希望が見えてきたにせよオミクロン株が出現した事により、まだまだ先行きが不透明である状況には変わりありません。
昨年岸田新政権の目玉のひとつである「介護職などの月額3%・9000円の賃上げ」についても、業界関係者、現場からは「これから期待できる取り組みではあるけど、賃上げに該当しない職集についても職域格差も生まれてしまい、現時点ではインパクトとしては不十分」という声もあがっています。
もちろん今回は政府も急ぎ足で打ち出した対策案ですので、これからこれら改善点を精査して賃上げが人材確保や介護の社会的評価を高める第一歩になってもらえたらと期待します。
今回の賃金アップと同時に、これから重要なのは「現場職員への業務負担をどのように減らしていくか」でしょう。
申請に係る事務負担をいかに軽減していくのか、ICTにどこまで頼るのか、特定技能などの外国人労働力をどのように活用していくのか、様々議論が必要になるでしょう。
その他、積み残したそのほとんどの問題、課題は今年、政府の専門分科会などで協議される事ですから、職域委団体である私たち全国老施協も、今年しっかりと現場の声を訴えていかなければと思っています。
最後にお伝えしたいのが、今年の夏には私たち介護業界に大きく関わる参議院選挙が開催されるという事です。
私も前回の選挙で、二人目の介護の代表として全国比例区に立候補させて頂きましたが、今年の夏の選挙で、現在私たち介護の代表唯一のそのだ修光参議員議員が落選してしまった場合、この先の介護や福祉の声は政府に届かず、介護の未来は真っ暗になってしまうでしょう。
私の選挙のときも何度も叫び続けてきましたが、今年の夏は良くも悪くも本当の「介護の土壇場、分岐点」であるのは間違いありません。
政治に対しては、誰しも様々なご意見があることは承知していますが、何がどのようにして私たちの仕事に国から支援が届いているのか、賃金にどのように影響しているのかを良く判断して頂き、このコラムを読んで下さっている方が一人でも理解してくださることを期待しています。
皆さまが、今年また素晴らしいスタートが切れることを願いまして新年の挨拶とさせて頂きます。
どうぞ宜しくお願い致します。
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