現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
先週は三回目のワクチン接種後の副反応で発熱したため、コラムを更新出来ず申し訳ありません。
二回目のワクチン接種時も39度近い高熱が出てしまったにも関わらず、どこか「もう三回目なのだから身体も多少は慣れたのではないか」と侮ってしまっていた事を反省しています。
二回目ほどの熱は出ないだろうと高を括っていましたが、深夜にひどい悪寒があり、熱を測ったところ40度近い高熱となっていました。
結果、二回名の接種時よりも高い熱にうなされることになり、なんとかカロナールを飲んで一旦は落ち着いたものの、その後も37度程度の微熱が続き、約2日間はワクチンの副反応に悩まされることとなりました。
私の知人やスタッフでも、二回目に熱が出た人においては三回目の接種でも高熱が出たケースが多く、総じて二回目よりひどく、やはりワクチン接種の次の日は大切な予定を入れない方が賢明だと感じました。
昨年12月から始まったワクチンの三回目の接種ですが、1月21日厚生労働省の専門分科会ではこの三回目のワクチン接種副反応の中間調査結果を公表しまた。
この調査結果は、医療従事者2179人を対象にしたもので、接種後の症状を分析したものです。
これによると、37度5分以上の発熱は全体の39、4%、また38度以上の高熱に至っては、21、0%とのデータが公表されました。
発熱については、その大半は三回目の接種から2日目に確認されており、これは二回目の接種後の同様の結果となりました。
一方で、ワクチンの接種部位の傷みについては、92、8%の人間が訴えており、接種後の倦怠感については69、2%となりました。
また、現在猛威を振っているオミクロン株については、今回の三回目のワクチン接種がどの程度効果があるとはわからないとしており、接種後に副反応として起こる今回の発熱に関しては、「高い熱が出たとしても抗体価が大きく増えるとは限らない」との調査結果が公表されました。
公表されたデータを見てみると、やはり半分まではいかなくとも約4割の人が発熱し、高熱も4人に1人が38度以上となっています。
オミクロン株が未曾有の蔓延をしている現在において、全国的にも介護施設でもクラスター発生件数が増加傾向に転じてきました。
私の住んでいる栃木県宇都宮市においても介護施設だけでなく、幼稚園や小中学校などでもクラスターが発生しており、再び新型コロナウイルスがとても身近なところで猛威を振い始めています。
このような状況になると、医療、介護、保育従事者は、アレルギーや持病などよほどの事情が無い限りは、「打たない」といった選択肢が選びずらくなってしまい、一回目、二回目と続けてエッシェンシャルワーカーは「接種するのが当然」という風潮になってしまうところが難しいところです。
もちろん、すべての人がこのワクチンの副反応が出るわけではありませんし、個人差はあるでしょう。
しかし、このワクチン接種を「する」、「しない」で、「実は接種したくない」職員としては、この社会的な強制力はとてもつらい選択なのではと思ってしまいます。
私は施設長という立場上、利用者様の権利と健康を守るのが仕事ですから、例えそれがどれほどの免疫効果があるものだとしても「ご利用者を守るために出来る事は職員にしてもらいたい」と職員に願うしかありません。
ただ、そういった幾多の感情を飲み込んで、例えどんなリスクがあるとわかっていても、「社会にとって欠かせない場所」の最前線で働いている、医療、介護、保育従事者の心情を日本のより多くの方に知ってもらいたいと思います。
そして、私の施設職員はもちろん、全国のエッシェンシャルワーカーの皆さんに心から感謝したいと思います。
頑張りましょう!
WELFARE,NO LIFE!
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