現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
ロシア軍のウクライナ侵攻が全世界において重大な事象となっています。
2月の28日の発表をもって、11月下旬から取り組んだ栃木県主催による権利擁護養成員実習を終えることができましたが、ウクライナ侵攻のニュースはあらためて国民の権利についてあらためて考えさせられる機会となりました。
「人権」と「財産」、国民一人ひとりが安心して生活ができるように、私たちエッシェルワーカーは国や市町村と一緒になって考え支えていくことが大切だと実感します。
当たり前ですが、何人たりとも他人の人権を侵害したり尊厳を奪ったりして良いということなどあるはずが有りません。
今回のロシア軍のウクライナ侵攻は、断じて許す事ができない人類における最大級の権利侵害である事は間違いありませんし、世界を破壊する最低の行為だと思います。
ウクライナに軍事侵攻が始まったとき、その瞬間に生まれた命もあるでしょうし、穏やかな日常から息を引き取る瞬間の高齢者の方もいたはずです。
日本としても毅然とした制裁、対応をしてほしいと思いますし、私たちとしても隣国の状況からして決してこれは対岸の火事ではありませんので、今後の国土の防衛に関しては政治家だけではなく、世論やマスコミに振り回されず、この機会に日本国民の誰しもが真剣に考えていかなければならない局面にきているのではないでしょうか。
私が好きだった作家、政治家に故石原慎太郎氏がいます。
政治家としては、大変「アク」が強かった人物と記憶していますが、日本にとっては真の国士であったと思っています。
2011年、9月16日の当時東京都知事であった石原氏は、定例会見の席である記者から靖国神社の参拝について、「知事としては参拝は慎重になるべきではないか」と問われました。
これに対し石原氏は、「馬鹿なことを言うな!君はどこの国の人間なんだ。あの戦争がどういったものだったのか近代史を知っているか。君(記者)のお父さん、お母さん、ひい爺さん、ひい婆さん、命懸けでこの国を守ってきたんだ!」と一喝しました。
この時の様子は、今でもYouTubeなどで見られると思いますが、私自身、当時の石原都知事の会見から大きな衝動を感じたのを覚えています。
もし、今の時代に石原慎太郎氏が健在であったのなら、ロシアのウクライナ侵攻について果たしてどのようなコメントをしたのでしょうか。
エッシェンシャルワーカーである私たちは日々の仕事を通じて、戦時中・戦後を経験された高齢者、ご利用者を支援しています。
大学を卒業し、デイサービスセンターの仕事を始めた頃、「大変な時代だったよ」と語るご利用者がいました。
一方で、レクリエーションの時間に、軍歌がかかってしまったばかりに泣き出してしまうご利用者もいました。
大切な人が国に翻弄され、駆り出され、望まぬ死を迎える戦争とはいかに惨いことなのかと、今更ながら実感します。
私たちエッシェンシャルワーカーは、戦争を知る高齢者の背景を思い計ること、心情を理解しようと心がけ、思いやり、気持ちを寄せる。。。
すなわち、私たち一人ひとりが「介護・福祉サービスの価値」そのもであると思うのです。
今回は、先日に発表した権利擁護養成員実習の内容をお伝えしようと思いましたが、今あまりにも戦争が気がかりな状態でしたので、コラムを書かせて頂きました。
少し脱線してしまいましたが、来週は発表について書かせて頂きたいと思います。
WELFARE,NO LIFE!
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