公示日まであと10日

コラム

現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
 
先週は、全国老人福祉施設協議会常任理事、参議院議員そのだ修光氏の応援活動のためにコラムが書けずに申し訳ありませんでした。
タイトルにもある通りですがいよいよ参議院選挙公示日まで、あとわずか10日あまりとなりました。
 
振り返れば3年前この時期は全国を飛び回っており、地元栃木県に戻る度に連日使命感と不安感との戦いだったのを覚えています。

今回は候補者という立場ではありませんが、このコラムを読んでくださっている皆様にお訴えをさせて頂きたいと思います。
 
今回の選挙には、私の3年前の選挙との大きな違いがひとつあります。
 
今回は、幾多の介護団体が団結しており、概ね、「介護はそのだ」でひとつにまとまる方向で動いており、私の時のように「介護の票が割れる」といった確率が低い事です。
だからこそ、他の国会議員は今度こそ「本気になった介護業界ははたして何票取って来るのか」といつも以上に注目をしている事でしょう。

しかし、私は、実はこれと似た状況、感覚を3年前にも経験しています。
東京の憲政会館という場所で、私の参議院選挙の際の決起大会をおこなった時です。
全国から何百という介護を支援する仲間たちが駆けつけてくれ、報道各社、来賓には菅義偉前総理、現在の茂木敏充自民党幹事長も会場に駆けつけて頂き、今までにない盛り上がりを見せました。
この動きには、当時の財務省、厚労省、永田町の国会議員が同じように注目し、「いよいよ介護業界が本気になった」と脅威を感じたことでしょう。
 
介護に関わる人間はすべての票とすると300万票はあるのですから。

私も、それまでの一年に渡る全国行脚、施設訪問を繰り返しながら辿りついた決起大会で、「介護の票が割れている」と聞いていながらも、ようやく全国の「現場の声」が国会に届いたような気持がして、それをモチベーションに選挙選を最後まで走り抜く事が出来ました。
 
しかし、残念ながら結果はでませんでした。
 
今回は状況は違うにしても、私はその時の事を振り返ってしまいます。
もし万が一、介護の代表が「二連敗してしまったら…」国も議員も介護業界は「やる気がないんだな」とさじを投げてしまうでしょう。
今回の選挙が終わった直後には、令和6年度の医療と介護の同時改正に向けた、重要な議論が活発化します。
 
処遇など給与の事、人員配置に関わる働き方に関わる事、その他、ご利用者さまのサービスに関わるものが国会で目白押しとなるでしょう。
議論のなかには私たちの現場にとって「逆風」となる議論も多く含まれています。

こうした重要な国会の席に、「介護の現場の代表が誰ひとりとしていない」状況がおこってしまったらどうでしょう。
それは私たちにとってとれも恐ろし事です。
 
なぜなら、国会議員や省庁は、全国老施協でも、他のどんな大きな団体組織であったとしても、国会議員以外の存在はまったく怖くないからです。
 
しかし、今回は先に書いた通り、業界が団結し、「介護業界が生まれ変わる」チャンスです。
今回こそ「風向きがアゲインストから追い風」切り替わる絶好の機会だと私は信じています。
 
私も最後まで、諦めないで最後までやり抜きたいと思います。
是非このコラムを見て下さっている方でご理解を頂いている皆様には、ご支援を頂き、7月10日の投開票日には、皆で笑顔になれるように一緒に頑張れればなと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
WELFARE,NO LIFE!
 
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