桜の応援!雪の応援!

コラムその他

現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
 

まるで、気持ちの憂いを表しているのか、それとも、咲き誇る桜たちの悲しみを表しているのか、週末は春とは思えない寒い寒い雪の天気になりましたね。
皆さん、体調などは崩されなかったでしょうか?コロナはもちろん、急激な天候の寒暖差に健康を害してしまった方が居ないかと心配しています。

 
多くの努力にもかかわらず、新型コロナウイルスの感染拡大は広がりを続け、デイサービスなど通所型の介護施設では、ご利用者、職員などが感染した事例が相次いでおり、千葉では障害者施設で57名の感染、そして名古屋のデイサービスでは40名以上が感染し、サービス事業の停止という状況にも至っています。
もちろん、サービス事業の停止は、事業者にとって苦渋の決断であったでしょうし、感染リスクを考えればやむを得ない結果なのだろうと思います。
しかし、しかし…なんと言ってもデイサービスは在宅介護の要です。
私が危惧しているのは、施設が休業になると「今まで受けていた介護サービスが充分に受けられなくなる」ご利用者が出ることで、例え、限定的な短い期間であっても、地域の独居高齢者が益々孤独化し、このまま休業状態が続いたり、休業せざるを得ない事業所が増えていくと介護難民が増加してしまうという現実です。恐らく、先に実施された小中学校における休校の影響以上に、家族の負担は重くのしかかってしまうことでしょう。

言うまでもなく、我々、福祉介護の業界で働く従事者の仕事は、介護を必要とする方とそのご家族を孤立化させない!ことです。例え、事業所自体を休業せざるを得なかったとしても、例えば、電話を掛けて自宅での様子を伺う。声を掛ける。手紙を書く。カードや絵を届ける。等、出来ることは、いろいろあると思います。ご家族に対して、日頃、私たちが実践している介護の方法やちょっとした工夫などを簡単なマニュアルにして、お渡しするということも役に立つかもしれません。
 
大事なのは、繋がっていること!だと私は思うのです。
「こんな時だからこそ」、我々の温かいホスピタリティで安心と笑顔の花を咲かせなければいけないと思うのです。
 
幸い、私の勤務する施設では、ご利用者にも職員にも感染はなく、不自由ながらも元気に日々奮闘しています。落ち込みがちな気持ちを少しでも明るくしたくで、桜の花を用意しました。このブログを通じて、皆さんにも桜を愛でて頂ければ幸いです。

また来週も皆さんと元氣で健康にお会いできる事を心より楽しみにしています!