現場の声届けます!
走る施設長、現場発信!かくた充由です。
このコラムを書いているのは8月12日(金)、明日からはお盆シーズンですが、まだ終わりが見えない新型コロナウイルスの第7波、金融、経済的打撃の影響、ロシアのウクライナ侵攻による値上げなど、政府への期待感と同時に身近にある「生活への不安感」がますます日本で広がっている「負の感情」を感じます。
この「負の感情」は、家族でも、職場でも身近なところで「連鎖」を引き起こしていきます。
しかも、そういった感情は、社会全体に広がっていくと前向きな感情をもっている人たちをも巻き込み蝕んでしまいます。
それが重苦しい感情となって社会に蔓延し、社会全体が委縮してしまうことは、経済的な打撃と同じく怖い状況だと思ってしまいます。
もちろんですが、幾重もの波となって襲ってくる新型コロナウイルスに対応している私たち介護の現場においてもその「負の感情」は当然入り込んできています。
決して介護の現場においてこの「負の感情」を蔓延させてはいけません。
人にも感情があるように、施設にも社会にも感情があります。
施設のスタッフ1人がもったマイナスの負の感情が、身近にある利用者様や他のスタッフにも影響を与え、意識や行動をも変えていきます。
社会全体がこうした負の感情に傾いているときだからこそ、施設内や現場における情報の伝え方や感情の伝え方がとても大切になると思います、私たちはそれに気づき、普段からの生活、施設でのサービスに細心の注意を払わなければなりません。
これらの事は、施設と言わず、家族にとってもとても当たり前のことかもしれません。
しかし、認識をしていても、ふと気が付くと私自身が難しい顔をして仕事をしていたり、誰かにもものを伝える時に言葉づかいが適当になってしまっている時があります。
そんな当たり前のことがまわりに悪い影響を与えていないか、ふと考えることが多くなりました。
誰かに期待するのではなく、まず自分から「負の感情の連鎖」を断ち切っていくことが大切と感じています。
スタッフが笑顔になればご利用者さまは笑顔になります。
ご利用者さまが笑顔になれば家族が笑顔に、そしてそれは地域へと広がっていくものと思いますし、その発信は自分発信、その地域の拠点である社会福祉法人の役割だと思います。
今回は私の反省のようになってしまいましたが、誰しもがふとマイナス感情に支配され、ふと忘れた時に、決してこの「負の感情」が連鎖しないように、小さな事かもしれませんが、「ポジティブな感情をきちんと相手に伝えていくこと」がいまの、これからのコロナ禍の社会にとって必要なものではないかと感じています。
まずは自分の周りから、家族も仕事も、人との関わりがすべてです、出来る事を前向きに広げていきましょう。
WELFARE,NO LIFE!
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